安定した職についていたい
仕事以外で生きがいや充足感を得たい
人とつながって生きていきたい
これはそんなことを考えている人に読んでもらいたい記事です。
前回までに、「経済的価値」か「経済以外の価値」、「権力志向」か「プロ志向」のそれぞれどちらを重視するかで4つの領域に分けられ、それぞれの領域で100人に1人になることがこれからの時代を生きていくには大切だと書きました。
さらに、4つの領域に共通のレアな人になるための3条件について書きました。
そして、経済的価値を重視し権力志向であるA領域「社長タイプ」、経済的価値を重視しプロ志向であるB領域「自営業タイプ」について書きました。
今回は、経済以外の価値を重視し権力志向であるC領域「公務員タイプ」について書いていきたいと思います。
人との繋がりを大切にする人が勝ち抜く4つの条件
C領域は、「経済以外の価値」を重視しつつ「権力志向」がある、いわば「公務員タイプ」の人です。
組織において仕事はそれなりにしつつ、他のコミュニティーでも人と関わりながら自分を活かしていくことを目標にします。一言でいえば「つながり」を求める人
個人で何かをしたいわけではなく、組織で属しながら他の人とは違う事をしたい人がこの領域に入ります。
この領域で大切なことは、「複数のコミュニティーで必要不可欠な人間」になることです。
必要不可欠の人間になる
追い出したくても追い出せない人になれ!
会社や上司から必要とされる最低限のスキルを身につける必要があります
その組織で出世して年収をあげるためというより、組織から追い出されないようにするためにです。
専門がない人や顧客を握っていない人は、リストラの対象になりやすい
自分専門の仕事を意識的に作りましょう。
自分がいなくなったら、周囲が困るような仕事ぶりです
C領域で「100人に1人」の1%の人を目指すなら、人に愛されるキャラが大事
組織で属しながら他の人とは違うことをするためには、まず組織での立場を確実なものにする必要があります。
近年では、大企業でも倒産するなど大きな組織にいるから安泰というわけではありません。
倒産しなかったとしても、あなたの関わている事業がなくなったり、リストラがあるなど今ある仕事がずっとあるとは限りません。
そこで必要なのがあなたしか出来ないことや、あなただからついている顧客を握ることです。
あなたを辞めさせたくても辞めさせられない状況を作っておくことがC領域の人には大切です。
また、あなたしかできない事や、あなただからついている顧客を握っておくことは会社自体が倒産した時などにも役にたちます。
私はサラリーマン時代に会社が大きな赤字をだし、早期退職の希望者を募集していた時期があります。
そういった中で、早期退職に手をあげたのは、しっかりとしたスキルを身につけ、顧客とのつながりも強い人たちでした。
その人たちは、私が勤めていた会社をやめても、別の会社からのオファーがあり転職していきました。
つまり、多めの退職金をもらいながら別の会社でまた仕事を得ることが出来ていたのです。
しっかりとしたスキルを持っていれば、今の組織が危なくなっても他の組織に移ることが可能です。
そうすることで、組織に属し続けることが可能になります。
ムダと感じる時間に耐える
組織に長くいつづけようと思ったら、「SSK」(接待、査定、会議)にもたえなければいけません
組織にいると、大きい組織であればあるほど会議など一見無駄に思える時間が多くなります。
私も以前の仕事では、課長、部長と役職が上がれば上がるほど会議が増えていました。
役職が上がらなくても、上司が上司に報告するための資料作りと会議、そして上司が上司に報告する会議にも出るなど、会議やそのための資料作りの時間が多くなります。
それ以外にも、成果の報告会なども多く業務以外のことが多くなります。
しかし、そういったことをしっかりと行うことが組織にずっといるためには大切になります。
上司がその上司に報告しやすいように資料を作る、上司が部下を評価しやすいような成果を報告する。
また、顧客との関係を深めるために接待などにかける時間も大切です。
早朝からのゴルフ、夜中までの飲み会そういったことも大切になります。
人は、より一緒にいる時間が長い人に親近感を感じやすい生き物です。
何か困ったことがあった時に初めに頭に浮かぶのは最近あった人です。
ですので、顧客としっかりと信頼関係を握るためには、ちょっとした飲み会にも顔を出すなど一見ムダと感じる時間が大切になります。
複数のコミュニティーに属する
「連山主義」が必要になります
C領域をめざすには、いまいる組織をベースにしながら、自分が関心のあることに裾野を広げていくのが現実的です
志の高い人が大勢集まっているところに行って、一緒に何か同じベクトルの活動をしたほうが強固な人間関係が築けます
C領域を目指す人は、人との「つながり」こそが生命線になります
C領域を目指す人で、所属している組織での地位を安定させることと同時に必要なのが複数のコミュニティーに属することです。
これからの時代は1つの組織でずっと居続けることは難しいです。
ですので、今の組織に属しながら次の組織を探す必要があります。
複数の組織に所属しながら生きていく、これを藤原和博さんは「連山主義」と行っています。
組織に属していると、会社や仕事仲間といる時間が多くなり、入ってくる情報も限られてしまいます。
C領域を目指す人は、仕事では安定を優先しそれ以外でやりがいを見つけることを意識することも必要です。
今いる組織にやりがいを感じていない人は、できるだけ仕事以外のコミュニティーに属す時間を増やし、やりがいを見つけるようにしましょう。
今いる組織にやりがいを感じていたとしても、他のコミュニティーに属しておき、新しい情報に触れておくことが大切です。
そうして複数のコミュニティーに属して、色々な人との「つながり」を作っておくことがC領域を目指す人にとっての生命線になります。
仕事以外での信頼関係を築く
自分を高値で売らずに安売りすることです
本業での稼ぎと「やりたい仕事」「やるべき仕事」を分けて考えている
自分の力を人のために使いながら、経験を積むことが出来、それが自分の活躍の場を広げてくれるのです
労を厭わず、自分の時間を投じてタダ働きすること。この行為に抵抗を感じる人は、C領域で1%の人になれません
労を厭わず、自分の時間を投じてタダ働きして、「クレジット(信任)」をたくさん得ると、人はあなたにアクセスしたくなり、あなたのために知恵や技術を貸したいと思うようになります。
「クレジット(信任)」が高く積み上がっていくと、そのコミュニティーで活躍もできるし、自由度も増していきます。皆が応援してくれるので、上に立つことも可能になるでしょう。
私は、仕事以外での信頼関係を築くことはどの領域でも必要な事だと思っています。
ただ、C領域にいる人にとっては特に大切なことだと思います。
経済以外の価値を求めるC領域の人は、仕事以外では目先の利益を追わず自分への投資と考え行動することができます。
組織に属しており安定した収入があるので、仕事以外のコミュニティーではあなたの時間と力を積極的に周りの人たちに使い信頼関係を築くことを意識しましょう。
そうすることで、複数のコミュニティーで必要不可欠な人間になることができます。
あなたがそういう立場になることができれば、あなたに協力しようと思う人たちも増え、あなたに情報が集まるようになります。
そのなかからあなたがやりたいと思うことを選ぶことで生きがいを見つけることができるだけでなく、仕事にすることで収入を得ることも可能です。
組織に属しているメリットを活かし、損得勘定なしで行動し信頼関係を築くことができることがC領域を目指す人の強みです。
複数のコミュニティーに属し、その中で必要不可欠な人間になることがC領域を目指す人の目標となります。
今回はC領域についてまとめました。
C領域を目指す人にとっては、複数のコミュニティーで必要不可欠な人間になることが目標です。
安定した職業に就きながら、仕事以外でやりがいを見つけるために
- 今ある組織で必要不可欠になる
- ムダと感じる時間に耐える
- 複数のコミュニティーに属する
- 仕事以外での信頼関係を築く
ことが必要になります。
あなたももしC領域を目指すなら、複数のコミュニティーで必要不可欠な人間になりましょう。
「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」の他の章についても書いてますので読んでみてください。
<藤原和博の必ず食える1%の人になる方法に関するブログ>
はじめに
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~藤原和博の必ず食える1%の人になる方法~
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「力」を求める人の4つの条件
~藤原和博の必ず食える1%の人になる方法~
経済的価値を重視しプロ志向であるB領域
責任を受け入れ自由に生きたい人におすすめ
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経済以外の価値を重視しプロ志向であるD領域
好きなことだけをして生きていきたい
「好き」を求める人の4つの条件
~藤原和博の必ず食える1%の人になる方法~