英文法

分詞構文の構造から作り方までを解説!これだけ抑えれば分詞構文は完璧!

学生
学生
分詞構文って何?
先生
先生
分詞構文は、分詞が副詞的な働きをして主語などを説明するんだ。
学生
学生
副詞的な働き?
先生
先生
接続詞の役割を分詞が代わりにする形になるんだ。
今回は分詞構文について学んでみよう。

<この記事でわかること>
分詞構文について
分詞構文の基本構造
Having, Not, 過去分詞で始まる分詞構文について

Contents
  1. 分詞構文とは
  2. 分詞構文の基本構造
  3. Havingで始まる分詞構文
  4. Not(Never)で始まる分詞構文
  5. 過去分詞で始まる分詞構文
  6. 主語が残る分詞構文(独立分詞構文)
  7. まとめ

分詞構文とは

分詞構文は分詞を使った副詞節で、「接続詞+主語+動詞」の働きをします。
次の文を見てください。

<例文1>
When I waited for my mother, I met Mike.
= Waiting for my mother, I met Mike.
(母親を待っているときにマイクに会いました。)

<例文1>の2つの文は同じ意味になります。
この例文では、When I waitedを分詞waitingだけで表しています。
このように分詞構文は、分詞が接続詞、主語そして動詞の役割をします。

分詞構文の基本構造

どうやって分詞構文を作るかを<例文1>を使って見ていきましょう。

分詞構文の作り方

①接続詞が省略されます。意味をはっきりさせるために残る時もありますが、基本形は省略されます。
②主節と同じ場合は主語を省略します。主節と主語か異なる際は主語を残します。
③時制が主節と同じ場合は、動詞を現在分詞に変更します。

このように分詞構文の基本は動詞を~ingを変形して作られます。
これに対して、HavingやNotなどを用いた分詞構文もあります。

Havingで始まる分詞構文

<例文1>では、副詞節の時制が主節と同じでした。
この時制が異なる場合に完了形の分詞構文を用います。

<例文2>を見てください。

<例文2>
As I failed several times, I don’t want to try any more.
= Having failed several times, I don’t want to try any more.
(幾度か失敗したので、もう挑戦したくない)

<例文2>は、①②については<例文1>と同じです。
しかし、③は主節と時制が異なっています。
このとき、動詞は「Having + 過去分詞」の形に変更します。

Havingを用いた分詞構文を見たら、時制が主節よりも前になっていることを意識してください。

副詞節の時制が主節と異なる:Having + 過去分詞

Not(Never)で始まる分詞構文

続いて、副詞節が否定文になっている場合について見てみましょう。

<例文3>
Because she didn’t know what to do, she kept silent.
= Not knowing what to do, she kept silent.

<例文3>では、<例文1><例文2>とは異なり接続詞節が否定文になっています。
否定文の際は、先頭にNot(またはNever)を付けることで否定の意味を表すことになります。

副詞節が否定文:Not(またはNever)を先頭につける

過去分詞で始まる分詞構文

ここまで分詞の中でも現在分詞を用いた分詞構文について見てきました。
分詞構文には過去分詞を用いた分詞構文もあります。
副詞節が受動態になっている場合に、過去分詞で始まる形になります。

次の例文を見てください。

<例文4>
Because he was born in Japan, he was able to speak Japanese very well.
= (Being) Born in Japan, he was able to speak Japanese very well.
(彼は日本で生まれたので、日本語をとても上手に話すことができました。)

<例文4>は、副詞節が受動態の文になっています。

受動態の文の場合は、「Being + 過去分詞」または「Having been + 過去分詞」の形になります。
このBeing(およびHaving been)が省略され、過去分詞で始まる形になります。
過去分詞で始まる分詞構文は、受動態の意味になっているということを意識してください。

主語が残る分詞構文(独立分詞構文)

最後に副詞節の主語が残る分詞構文を扱います。
ここまでは主節と副詞節の主語が同じ文を扱ってきました。
副詞節と主節の主語が異なる場合、分詞の前に主語が残ります。

<例文5>
As night came on, we left fot home.
= Nght coming on, we left for home.
(夜が近づいてきたので、私たちは家へ向けて出発した。)

①の接続詞を省略するところは同じですが、②で今回は主語が異なるのでそのままNightを残します。
そして、③は今までと同じです。
このように、分詞の前に主語が残る分詞構文があります。

主語が残る分詞構文:副詞節の主語が主節と異なる

まとめ


今回は分詞構文について書きました。
分詞構文は文法問題としてよく扱われ、長文を理解するうえでも大切な項目ですのでしっかり理解しておきましょう。

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オンライン塾経営者(大阪大学工学部出身の元開発技術者) 自身も家庭教師や塾講師として働きつつ、後輩の育成やオンライン塾を経営しています。 私自身も約10年にわたり家庭教師や塾講師として100人以上の受験生と向き合ってきました。 色々な学生、保護者の方とかかわる中でよく質問される内容や、受験に必要な内容について書いています。 独学で頑張っている人たちへ勉強計画や悩み相談なども受け付けていますので気軽にお問い合わせください。 就職活動や資格の勉強などで悩んでいる方もご連絡ください。 教育・就活、書籍、食べ歩きに関するお話がメインです。 最近取り組んでいること プログラミング、筋トレ、マラソン、ライティングスキル向上etc. 苦手なことを克服しようと頑張っています。