考え方から使い方までを見ていこう。
今回は、主格の関係代名詞に絞って勉強しよう
・関係代名詞の種類・考え方・使い方
・主格の関係代名詞について
関係代名詞
関係代名詞は名詞の代わりをし、文と文をつなぐ接着剤のような働きをします。
主格、目的格、所有格の形があり、代わりをする名詞によって何をを使うかが決まります。
また、つなげる名詞が人、物のどれかによって用いる関係詞が変わります。
このつなげる名詞のことを先行詞と言います。
また、形の変わらない関係代名詞もあります。
主格の関係代名詞
今回は、主格の関係代名詞について解説していきます。
主格の関係代名詞は、上で示したようにwho, which, thatの3種類があります
それぞれどのように判断するかは次のようになります。
① つなぎたい語句が「人」であるか「物」であるかを判断します。
② つなぎたい方の語句が主格、所有格、目的格のどれかを判断します。
③ 関係代名詞を前に出して、先行詞の後につなぎたい文を置く。
who
まず、whoについて説明します。
(1) I have a friend.
(私には友達がいます。)
(2) He is a doctor.
(彼は医者です。)
<例文1>は、(1)で「私には友達がいます。」、(2)で「彼は医者です。」と2つの文で表しています。
この(1)(2)を1つにして「私には医者である友達がいます。」と表したいときに用いるのが関係代名詞です。
その関係代名詞を使った文が次の<例文2>になります。
I have a friend who is a doctor.
(私には医者である友達がいます。)
では、どうやってこの文ができているのかを見ていきましょう。
① つなぎたい語句が「人」であるか「物」であるかを判断します。
今回の文では、Heとなっているので「人」です。。
② つなぎたい方の語句が主格、所有格、目的格のどれかを判断します。
Heは主語であるため、今回用いるのは主格のwhoということになります。
③ 先行詞の後に、つなぎたい文を置く。
先行詞である「a friend」の後ろにつなぐ事で、関係代名詞が作った文がa friendを説明する形になっています。
which
続いて、whichを使う場合について説明します。
(1) My house is old.
(私の家は古いです。)
(2) The house is built in 1990.
(その家は1990年に建てられました。)
<例文3>は、<例文1>と同様(1)で「私の家は古いです。」、(2)で「その家は1990年に建てられました。」と2つの文で表しています。
この(1)(2)を関係代名詞を用いて「1990年に建てられた私の家は古いです。」と1つの文で表したの文が<例文4>になります。
My house which is built in 1990 is old.
(1990年に建てられた私の家は古いです。)
① つなぎたい語句が「人」であるか「物」であるかを判断します。
今回の文では、The houseとなっているので「物」です。。
② つなぎたい方の語句が主格、所有格、目的格のどれかを判断します。
The houseは主語であるため、今回用いるのは主格のwhichということになります。
③ 先行詞の後に、つなぎたい文を置く。
先行詞である「My house」の後ろにつなぎたい分を置く事で、関係代名詞が作った文がMy houseを説明する形になっています
that
続いて、thatを使う場合について説明します。
thatは、<例文2><例文4>のwho, whichの代わりに用いることができます。
(1)I have a friend that is a doctor.
(私には医者である友達がいます。)
(2) My house that is built in 1990 is old.
(その家は1990年に建てられました。)
このように、主格の場合はwho, whichの代わりにthatを用いることができます。
しかし、以下のようなときはthatを用いること多いです。
①先行詞に最上級の形容詞がつく場合
②先行詞に序数(the first)、限定詞(the only, thereby等)がつく場合
③先行詞に「all, every, any, no, few, little, somethingなど」がつく場合
④<人+人以外>が先行詞の場合
*①~③は、whoを用いることもあります。
Look at the girl and the dog that are resting.
休んでいる少女と犬を見て。
<例文6>の先行詞は「the girl and the dog」であり、「人+動物」となっています。
このように、人と人以外が先行詞となる場合はthatを用いるようにしましょう。
まとめ
今回は関係代名詞の基本となる考え方と、主格の用い方について解説しました。
関係代名詞を用いた文の基本的な作り方は以下のようになります。
① つなぎたい語句が「人」であるか「物」であるかを判断します。
② つなぎたい方の語句が主格、所有格、目的格のどれかを判断します。
③ 関係代名詞を前に出して、先行詞の後につなぎたい文を置く。
次回は、目的格の関係代名詞について解説します。
関係代名詞の演習問題はこちら↓