日々是英文解釈 No.3
大学入試問題やTOEIC等で出てくる英文をほぼ毎日1文ずつ解説していきます。
英語の学習において、「文法はある程度理解しているけど英文が読めない」ということはよくあります。
英文を読むためには、英文を読むための英文法の使い方を学ぶ必要があります。
また小学校や中学校では、英文を後ろから返って読むように教わったりします。
しかし、それでは時間がかかってしまいます。
基本的に、英文は前から一度読んで内容を理解できることが大事です。
前から読んで理解できるように、よくでてくる英文を毎日一文ずつ解説していきます。
是非毎日覗いてみてください。
- 次の英文を訳しなさい。
She told me to come in and have a cup of coffee.
今回は、andを見た時の基本について解説します。
等位接続詞
今回の問題を解くポイントは、等位接続詞です。
英語で覚えておく必要のある等位接続詞とは、and, but, or, so, forです。
等位接続詞とは、「語と語」「句と句」「節と節」などのように同じ形、同じ品詞など同じ役割の語句をつなぐ語句の事です。
- 等位接続詞
同じ形、同じ品詞など同じ役割の語句をつなぐ
等位接続詞の中でも、and, but, orが何と何をつないでいるかを見極めることはとても大切なことです。
それは、それぞれに以下のような性質があるからです。
- and, but, or:文以外もつなぐ
- so, for:文のみをつなぐ
so, forは「文と文」をつなぐ語句なので見極めが簡単です。
しかし、and, but, orは色々なものをつなぐ語句なので、何と何をつないでいるかの見極めが重要になります。
and, but, orについて学ぶことって少ないとおもいます。
「と」「または」と訳しておけばいいと考えている人も多いです。
しかし、等位接続詞が何と何をつないでいるかを間違えると英文を間違って理解することがあります。
and, but, orは英文を理解するうえでとても重要ですので軽視しないようにしてください。
何と何をつないでいるかを見極めるのに大切な考え方が次になります。
- and, but, orを見たら後ろを確認し、前から同じ役割の語句を探す。
and, but, or をみたら後ろを確認することを意識してそれぞれ見ていきましょう。
語と語をつなぐ
まずは、語と語をつなぐ場合です。
<例文1>
We must study English and Japanese.
(私たちは英語と日本語を勉強しなければなりません。)
<例文1>は、andの後ろにJapaneseという言語を表す名詞があります。
そして、前を確認するとEnglishという言語を表す名詞があります。
このことから、andはEnglishとJapaneseというstudyの目的語二つをつないでいると判断します。
句と句をつなぐ
続いて、句と句をつなぐ場合です。
<例文2>
He lived in Tokyo and in Osaka.
(彼は東京と大阪に住んでいました。)
<例文2>は、andの後ろに in Osakaという句があり、前にもin Tokyoという句があります。
このことから、andは in Tokyoと in Osakaをつないでいると判断します。
節と節をつなぐ
最後に、節と節をつなぐ場合です。
<例文3>
She says that she went there and that she met Mike.
(彼女は、そこに行ってMikeにあったと言っています。)
<例文3>のandの後ろには that she met Mikeという名詞節があります。
そして前にも that she went there という名詞節があります。
ですので、今回は that she went thereと that she met Mikeという名詞節をつないでいることになります。
今回の問題の訳し方と解答
英文を読む上では以下の二つがまず大切です。
- 最初に出てきた名詞を主語として考える
- 前置詞のついた名詞は主語になれない
まずは主語を探すことを意識して読み進めます。
先頭に Sheという主格の代名詞がありますので、Sheが主語だとわかります。
そして次にtoldという動詞tellの過去形があります。
更に読み進めると、meという目的語と不定詞があることがわかります。
tellには、「tell + 目的語(人)+ 不定詞」という形で「目的語(人)に~するように言う(命令する、注意する)」という意味になります。
ここまでで、「彼女は私に家に入るように言った」という意味になります。
そして、今回の問題のポイントであるandがきます。
andの後ろにはhaveという動詞の「原形」が来ています。
ですので、前から動詞の原形を探すとcomeがあります。
このことから、今回のandは come in と have a cup of coffeeをつないでいると判断します。
よって、「彼女は私に中に入ってコーヒーを飲むように言った」という意味になります。
ここで、間違えて、「彼女は私に中に入るように言い、コーヒーを飲んだ」と訳すと間違いになります。
ちなみに、その場合の英文は以下のようになります。
She told me to come in and had a cup of coffee.
この場合andの後ろはhadという動詞の「過去形」になっています。
そして、前から動詞の「過去形」を探すとtoldがあります。
ですので、この場合は told me to come in と had a cup of coffeeがつながっていることになります。
- <正解>
彼女は私に中に入ってコーヒーを飲むように言った。
and, but, orは英文を読むうえで軽視しがちです。
しかし、何と何をつないでいるかを間違えると意味が変わってしまいます。
and, but, orを見たら何と何をつないでいるかをしっかりと見極めるようにしましょう。
英文解釈を独学で勉強したい人は次の本がおすすめです。
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けど英文を読むことが出来ないという人は一度手に取ってみてください。