今日の問題
大学入試問題やTOEIC等の文法をほぼ毎日1問ずつ解説していきます。
たった1問でも毎日続ければ365問です。
大学入試を乗り越えるためには365問だけではもちろん足りません。
しかし、毎日少しでも英語に触れること、そしてそれを確実に覚える習慣を身につけることはとても大切なことです。
是非毎日覗いてみてください。
次の1~7を並び替えて空所を補い文を完成させなさい。
先週一人の友達が、金をとられたから少し貸してくれないかと僕に頼んできた。
Last week, a friend of mine told me that he had been ( )I would lend him some.
1 and, 2 asked, 3 his, 4 if, 5 me, 6 money, 7 of
この問題は、2015年関西学院大学の問題です。
受験生であれば、30秒以内に解いて欲しい問題です。
解答だけ見たい人はこちら
今回用いられているのは受動態です。
受動態
受動態とは、動作を受けるものが主語になり「~される」「~されている」の意味になります。
次の例文を見てください。
She read the book.
(彼女は本を読んでいました。)
<例文1>は、主語であるSheが動作の主体者であり、彼女が読んでいます。
このように主語が動作主である文を能動態といいます。
The book was read by her.
(その本は彼女によって読まれていました。)
一方、<例文2>は、主語であるThe bookが動作を受けており、本は読まれています。
このように主語が動作を受けている文を受動態と言います。
主語が動作を行っているのか、主語が動作を受けているのかが受動態の見極めのポイントになります。
受動態:主語が動作を受けている
「盗まれる」の受動態
「盗まれる」という意味の受動態を文法問題でよくみかけます。
ここで、「私はカバンを盗まれた。」という文を英文にするとどうなるか分かりますか?
I was stolen my bag.
でしょうか?この英文はよくある間違いです。
この英文を作るには3種類の文があります。
stele + 物 + form 人
「盗む」という意味の動詞stoleを用いた英文があります。
能動態:Someone stole my bag (from me).
受動態:My bag was stolen from me.
stealは、She steal me my bag.のような第4文型を取ることはできません。
ですので、I was stolen my bag.という文は文法的に間違いということになります。
have + 物 + stolen
続いて、haveを用いた英文があります。
<have + 目的語 + 過去分詞>の形で「~される」という被害の意味を表すことがあります。
I had my bag stolen.
このようにhaveを用いた受動構文を用いることで「盗まれた」という表現が可能です。
rub 人 of 物
最後に、「奪う」という意味の動詞rubを用いた英文があります。
能動態:Someone rubbed me of my bag.
受動態:I was rubbed of my bag.
rubはstealと異なり「奪われた人」を目的語に持つことが可能です。
ですので、主語に人を用いた受動態を作ることが出来ます。
盗まれた物 + be動詞 + stolen + from 盗まれた人
盗まれた人 + have + 盗まれた物 + stolen
盗まれた人 + be動詞 + rubbed of 盗まれた物
今回の問題の解き方と解答
今回の問題では、日本語に「金をとられた」とあり( )の前に he had been robbedとあります。
このことから、まず、 of his moneyが入ることがわかります。
その後「僕に頼んできた」とあることと選択肢から、and asked me ifとなることがあります。
よって正解は、of his money and asked me if(7-3-6-1-2-5-4)となります。
of his money and asked me if(7-3-6-1-2-5-4)
受動態の過去問題についてはこちら↓
受動態のまとめについてはこちら↓