日々是英文法 No.77
大学入試問題やTOEIC等の文法をほぼ毎日1問ずつ解説していきます。
たった1問でも毎日続ければ365問です。
大学入試を乗り越えるためには365問だけではもちろん足りません。
しかし、毎日少しでも英語に触れること、そしてそれを確実に覚える習慣を身につけることはとても大切なことです。
是非毎日覗いてみてください。
- 次の問いの( )の中に入れるのに最も適当なものを、1~4の中から選びなさい。
My uncle ( ) drink a lor in the past but not any more.
1 dose
2 is used to
3 used to
4 was used to
この問題は、2018年青山学院大学の問題です。
受験生であれば、10秒以内に解いて欲しい問題です。
解答だけ見たい人はこちら
今回のポイント:used to, be used to ~ing, be uset to Vの違い
今回の問題を解くポイントになるのは、used toの違いです。
この3つの使い方はセンター試験などでは頻出です。
used to:以前は~だった、以前は~したものだ
used to は「以前は~だった(今はちがう)」という過去の習慣のを表します。
<例文1>
肯定文:I used to climb the mountain.
「以前は山登りをしたものだ(現在はしていない)」
疑問文:Did you use(d) to climb the mountain?
「以前は山登りをしたのですか?」
否定文:I didn’t use(d) to climb the mounatin.
「あまり山登りはしなかった。」
used to は助動詞のように扱います。
ですので、used to の後ろには動詞の原形を使います。
しかし、疑問文・否定文は助動詞とは異なり、一般動詞の過去形のようになります。
ここで、used ですが疑問文でも否定文でもusedのままにすることが多いです。use と d を外してかかれることもあります。
be uset to 名詞
be used to 名詞は、「~することに慣れている」という意味にな
ります。
この場合のusedは「慣れている」という形容詞として使われます。
ですので、必ずbe動詞が必要です。
be uset to の疑問文、否定文の作り方は「be動詞」と同じになります。
<例文2>
(1) She are used to English.
「彼女は英語に慣れています。」
(2) She are used to teaching English.
「彼女は英語を教えることに慣れています。」
(1)のように、be uset to の後ろには名詞が来ます。
このとき注意が必要なのが(2)のように動名詞が来ることです。
「~に慣れている」という意味で使いたい場合は、必ずtoの後ろは名詞または動名詞にする必要があります。
toに気を取られ動詞の原形を用いると違う意味になるので注意してください。
また、get used to 名詞で「~に慣れる」という意味になります。
be used to V:~するために使われている etc.
先ほどの、「~に慣れている」と違いtoの後ろに動詞の原形を用いると「~するために使われている」という受動態の文になります。
<例文3>
This room is used to teach English.
「この部屋は、英語を教えるために使われています。」
<例文3>は、We use this room to teach English.(私たちはこの部屋を英語を教えるために使っています。)の受動態の文になります。
この文は、他の2つと異なりbe usedとto 不定詞の2つから成り立っています。
意味を理解するために能動態の文に戻してから考える癖を付けてください。
他の2つと比べると出題は少ないですが長文の中で使われたりするので注意してください。
センター試験でも選択肢として使われたことがありますので覚えておいてください。
今回の問題の解き方と解答
今回の問題では、( )の後ろに drink a lot in the past(過去はたくさんお酒を飲んだ)とあり、その後 but any more(もはやそうじゃない)となっています。
このことから、「以前はたくさんお酒を飲んだが今は飲んでいない」という意味になると考え、3 used toになります。
よって、正解は3 used toとなります。
- <正解>
3 used to
同じような問題は以下でも扱っています。