日々是英文法 No.61
大学入試問題やTOEIC等の文法をほぼ毎日1問ずつ解説していきます。
たった1問でも毎日続ければ365問です。
大学入試を乗り越えるためには365問だけではもちろん足りません。
しかし、毎日少しでも英語に触れること、そしてそれを確実に覚える習慣を身につけることはとても大切なことです。
是非毎日覗いてみてください。
- 次の問いの( )の中に入れるのに最も適当なものを、1~4の中から選びなさい。
Although I asked both my friends for help, ( ) was willing to help.
1 any
2 either
3 neither
4 none
この問題は、2018年立命館大学の問題です。
受験生であれば、10秒以内に解いて欲しい問題です。
解答だけ見たい人はこちら
- 今回のポイント:noneとneither
- 今回の問題の解き方と解答
今回のポイント:noneとneither
今回の問題を解くポイントは、noneとneitherです。
noneとneitherの違いについて書いていきたいと思います。
noneとneitherの違いは「数」にあります。
- neither:2つ(または2人)を否定する
- none:3つ(または3人)を否定する
次の例文を見てください。
<例文1>
Tom has two sons. Neither of them lives in Tokyo.
(Tomには2人の息子がいます。2人とも東京には住んでいません。)
Neitherは、2人いることを前提としてその2人ともがしていないという意味になります。
<例文2>
Tom has three sons. None of them live in Tokyo.
(Tomには3人の息子がいます。3人皆東京には住んでいません。)
一方Noneは3人いることを前提として3人全員がしていないという意味になります。
「2人を前提にしているのか、3人を前提にしているのか」そして「内容が否定なのか」がNeither, Noneを選ぶときのポイントになります。
今回の問題の解き方と解答
今回の問題では、前半に「2人の友達に助けを求めた」とあり
そして先頭に「~だが(Although)」とありますので、( )以降は反対の内容が来ることがわかります。
そして( )の後ろは「喜んで(進んで)助けてくれた」とありますので、このままでは「2人の助けを求めたけど、助けてくれた」という意味になってしまいます。
そこで、( )で否定する必要があります。
よって、2人を前提に否定する3 neitherが正解となります。
- <正解>
3 neither