今日の問題
大学入試問題やTOEIC等の文法をほぼ毎日1問ずつ解説していきます。
たった1問でも毎日続ければ365問です。
大学入試を乗り越えるためには365問だけではもちろん足りません。
しかし、毎日少しでも英語に触れること、そしてそれを確実に覚える習慣を身につけることはとても大切なことです。
是非毎日覗いてみてください。
次の問いの( )の中に入れるのに最も適当なものを、1~4の中から選びなさい。
( ) as the leading actor in the film, Ramesh soon became a star.
1 Choosing
2 Having been chosen
3 Having chosen
4 To choose
この問題は、2017年センター本試験の問題です。
受験生であれば、5秒以内に解いて欲しい問題です。
解答だけ見たい人はこちら
分詞構文
今回の問題を解くポイントになるのは、分詞構文です。
分詞構文は、分詞を使った副詞節で「接続詞+主語+動詞」の働きをします。
次の文を見てください。
When I waited for my mother, I met Mike.
= Waiting for my mother, I met Mike.
(母親を待っているときにマイクに会いました。)
<例文1>の2つの文は同じ意味になります。
どうやって分詞構文を作るかを見ていきましょう。
①接続詞が省略されます。意味をはっきりさせるために残る時もありますが、基本形は省略されます。
②主節と同じ場合は主語を省略します。主節と主語か異なる際は主語を残します。
③時制が主節と同じ場合は、動詞を現在分詞に変更します。
続いて、<例文2>を見てください。
As I failed several times, I don’t want to try any more.
= Having failed several times, I don’t want to try any more.
(幾度か失敗したので、もう挑戦したくない)
<例文2>は、①②については<例文1>と同じです。
しかし、③は主節と時制が異なっています。
このとき、動詞は「Having + 過去分詞」の形に変更します。
今回の問題の解き方と解答
今回の問題では、主節には「Rameshはスターになった」と過去のことが書かれています。
そして前半では、「映画の主演俳優として」とあります。
このことから、「映画の主演俳優に選ばれ、その後スターになった」という意味になると考えます。
よって、選ばれたのはスターになるよりも前になるので「完了形の分詞構文」が使われます。
これらの事から、2 Having been choosen, 3 Having chosenの2つまで絞れます
では、2, 3の分詞構文になる前の形を考えてみます。
⇒ Ramesh had been choosen as the leading actor
Having choosen as the leading actor
⇒ Ramesh had choosen as the leading actor
2 Having been choosenの場合は、Rabeshが選ばれており、1 Having choosenの場合は、Rameshが選ぶことになります。
今回は、Rameshが選ばれているので正解は、 2 Having been chosen になります。
2 Having been chosen
分詞構文のまとめについてはこちら↓