今日の問題
大学入試問題やTOEIC等の文法をほぼ毎日1問ずつ解説していきます。
たった1問でも毎日続ければ365問です。
大学入試を乗り越えるためには365問だけではもちろん足りません。
しかし、毎日少しでも英語に触れること、そしてそれを確実に覚える習慣を身につけることはとても大切なことです。
是非毎日覗いてみてください。
次の問いの( )の中に入れるのに最も適当なものを、1~4の中から選びなさい。
The charity was( )to raise money for people in need.
1 find, 2 founding, 3 founded, 4 finding
この問題は、2019年青山学院大学の問題です。
受験生であれば、5秒以内に解いて欲しい問題です。
解答だけ見たい人はこちら
受動態
受動態とは、動作を受けるものが主語になり「~される」「~されている」の意味になります。
次の例文を見てください。
She read the book.
(彼女は本を読んでいました。)
<例文1>は、主語であるSheが動作の主体者であり、彼女が読んでいます。
このように主語が動作主である文を能動態といいます。
The book was read by her.
(その本は彼女によって読まれていました。)
一方、<例文2>は、主語であるThe bookが動作を受けており、本は読まれています。
このように主語が動作を受けている文を受動態と言います。
主語が動作を行っているのか、主語が動作を受けているのかが受動態の見極めのポイントになります。
受動態:主語が動作を受けている
受動態の構造
受動態は、能動態の目的語を主語にします。
ですので受動態にできるのは、第3文型(S + V + O)、第4文型(S + V + O1 + O2)、第5文型(S + V + O + C)の文になります。
また受動態では、能動態の動詞を「be動詞 + 過去分詞」の形にした文になります。
今回の問題の解き方と解答
今回の問題では、( )の前にbe動詞の過去形であるwasがあります。
動詞を2つ続けて使うことはできないので、2, founding, 3 founded, 4 findingのどれかであることがわかります。
ここで2, 3は、それぞれ設立するという意味の「found」の現在分詞、過去分詞です。
一方4は、見つけるという意味の「find」の現在分詞です。
The charityが動作をすることはないので、この段階で 3 foundedが正解と判断します。
よって正解は、3 foundedとなります。
3 founded
受動態の過去問題についてはこちら↓
受動態のまとめについてはこちら↓