「いつまでたっても年収が上がらない」
「そろそろ転職しようかな」
そう考えているあなたに向けて書いています。
この記事には、「苦しかったときの話をしようか」の第2章を基に書いています。
「はじめに」「第1章」についても書いていますのでよかったら読んでみてください。
<この記事に書いてあるポイント>
- 知力が格差を生む
- 資本主義の構造はどうなっているか
- 年収を決める法則はなんなのか
苦しかったときの話をしようか
「就職活動をしているけどやりたいことがみつからない」
「今の会社で働き続けていいの?」
「自分に向いていることってなんなの?」
「こんなことしていていいのか?」
もしあなたが、こんなことを思っているならこの本を読んでみてください
- 就職活動をこれから始める
- 転職しようか悩んでいる
- 特徴を知り成長したい
- 成功したい
そんな人には特におすすめしたい一冊です。
<この本を読むことで知れること>
- 強みを理解し自信を持つための方法
- 自分をブランド化する方法
<第1章までに書かれていた内容>
「はじめに」
- 人生は自分の選択によって成り立っている
- 何を重視し、何を選択するのかそれが人生を決める
自分の強みを知りたい!
長所を活かした就活・転職をしたい!
そんな人にオススメの本
苦しかったときの話をしようか ~はじめに~
「第1章:やりたいことがわからなくて悩む君へ」
- やりたいことが見つからないのは軸がないから
- 軸はあなたが決めるしかない
- 成功は強みから生み出される
やりたいことがみつからない。
そんな人におすすめの本
やりたいことがみつからなくて悩む君へ
from 苦しかったときの話をしようか
知力の差が格差を生む
大きな格差を生むのが「知力の違い」だ
生涯年収などの経済的成功の度合いに相関するのが知力の差だ
自分のユニークな特徴さえ認識できれば、一人一人が特別な価値を生む可能性がある
あなたは「知力」という言葉を読んで何をイメージしますか?
知力というとどうしても、”勉強ができる””成績がよい”というイメージが浮かぶと思います。
もちろんそれも知力だと思います。
筆者は、「東大生の親の平均世帯収入が多いのは、本当は東大生の親の知力が高いからだ」と言っているのでそういった知力が大きな差を生むのは今の社会では事実なのだと思います。
ただ、私はこれからの社会で通用する「知力」は違うと思います。
筆者はこうも言っています。
君がコントロールできる変数は、①己の特徴の理解と、②それを磨く努力と、③環境の選択、最初からこの3つしかない
私はここで言っている「知力」というのは、「世界のことを知っているか、そして自分のことを知っているか」ということだと思います。
あなたが自身の特徴を知り、社会を知り、あなたの特徴を活かせる環境を見つける。
そうすることであなたの特徴が磨かれ、あなたにしかできないことができるようになります。
そうすればあなたの需要があがり年収が上がる可能性も高くなります。
これからはAIがあらゆる分野に導入される時代がきます。
その中でどんな人間が必要になるか、それについてはまた別のブログで書きたいと思います。
資本主義の構造
資本主義は「欲」を本質とし、「競争」が主な構造
大きく分けると2種類の人間しかいないことを知っておかねばならない。
自分の24時間を使って稼ぐ人と、他人の24時間を使って稼ぐ人
需要が高い職能を持つ”代替がききにくい人”の給料は高く、その逆は低くなる
安定したいのであれば、今の大企業に入るのではなく、将来の大企業に入らねばならない
資本主義が完ぺきな仕組みではないことは確かです。
しかし現在の社会の中では、資本主義を選ぶ以外に良い選択肢はないと私は思います。
それは資本主義は人間の欲を基に成り立っているからです。
資本主義の仕組みを理解することは年収を上げるためには必要なことです。
資本主義は欲が本質で競争で成り立っている
第2章では社会を知るために、資本主義社会というものがどういったものかが書かれています。
資本主義社会の基本になっているのは、人々の便利で快適なものが欲しいという感情で成り立っています。
あなたはパンケーキのために2時間並びますか?
あなたはフィギアに数万円も使いますか?
パンケーキが食べたい人は2時間でも3時間でも並びます。
好きな人は珍しいフィギアに何万円も使います。
その人によって何を買うかは違います。けど「欲しい」という感情があるから買うことは共通です。
あなたは何かを買って後悔したことないですか?
買うまではあんなに欲しかったのに買ってみるとそうでもなかった。
これってまさに資本主義が欲が本質の証拠だと思いませんか?
所有したいという欲によって購入したけども、その欲が満たされたら必要なくなってしまう。
それがわかっていても所有したいという欲にあらがうことは難しい。
このように人間はこの欲にあらがうことは難しく資本主義社会がこれからも続くことはほぼ間違いないと思います。
欲がなければ資本主義社会は成り立たず、資本主義の基本には人間の欲があります。
では「競争」とはなにか。
私はここでの「競争」は「他者との比較」だと考えています。。
○○さんは旅行でアメリカに行った
お隣さんはベンツに乗っている
キレイにみられたい
かっこよくありたい
こういった対抗心が人間には少なからずあると思います。
「人より優れていたい」という感情は、多くの人が持っている感情ではないでしょうか?
そういった競争が資本主義を生んでいるのです。
「人間の欲」が基本にあり、その欲をえるために「競い合う」、それが資本主義です。
資本主義では無限に時間を使える人もいる
資本主義社会では大きく分けて、
- 自分の24時間を使う人
- 他人の24時間を使う人
が存在します。
これを別の言い方をしますと、「労働者」と「資本家」になります。
さらに別の言い方をすると「自分で稼ぐ人」「他の人に稼いでもらう人」です。
あなたがカフェの店長だったとします。
あなたがカフェで接客をしていたとします。
このときあなたは店長ですが「自分の24時間を使う人」です。
あなたが店員を雇って接客を任せてお給料を払っていたとします。
このときあなたは「他人の24時間をつかう人」です。
当然、他人の24時間を使う人のほうが年収は高くなります。
ただこの本で行っているのは、どちらがいい悪いではありません。
ただ普通に生きていると資本家の選択肢があることに気づけない人が大半です。
資本家という他の選択肢を知った上でどちらが自分に向いているかを考え自分なりの答えを選択することが大事です。
年収を決める法則
あなたの年収を決めている法則を考えたことはありますか?
この本にはあなたの年収を決める要因は3つ書かれています。
- 職能の価値
- 業界の構造
- 成功度
職能の価値
あなたのもっている技術や経験がどれくらい希少なものであるか、必要としている人がどれくらいいるかで年収が決まります。
もしあなたが石油を作り出すことができたとします。
そんな人は世の中にいないですし、石油を必要としている人は世の中にたくさんいます。
そうすればほとんどあなたの言い値で年収が決まることになるでしょう。
もし、あなたがペンを作ることができるるとします。
必要としている人は多いかもしれませんが、ペンは機械でも作れますしそれほど希少な存在にはなれません。
そうすると年収は残念ながら低くなってしまいます。
このように希少性が高ければ高いほどあなたの価値が上がり給料があります。
あなたが給料を上げるたければ、あなたの希少性を上げることが必要です。
業界の構造
同じような業界であれば、同じような給料になります。
喫茶店、カレー屋、寿司屋など飲食業界で働いている人の給料は大体同じになります。
もちろんそのお店の人気などで異なりますが大体似た年収になります。
それはお店を経営していくのに必要な費用や商品の費用が似てくるからです。
どのお店でも費用を下げる努力はしていますが、材料費や人件費を抑えるにも限界があり、店舗の維持費、輸送費なども大きくは下げることはできません。
また、購入者が飲食に使えるお金も大体同じですので価格を上げることも難しいです。
ですので、業界が同じであればだいたい同じような年収になってしまいます。
つまり、年収を上げたければ儲かっている業界に入る必要があります。
成功度合いの違い
同じ職能、同じ業界で働いている場合、最後に年収を分けるのが成功度の違いです。
喫茶店などのお店であれば、毎日行列ができるような人気店であれば成功度は高く収入も高くなります。
サラリーマンであれば、その人がどれだけ重要な存在であるかで収入は変化します。
つまり、あなたやあなたのお店がどれだけ替えがきかない存在であるかで年収が変わります。
あなたからとしか取引をしない大口の顧客がいる、あなたしか作ることが出来ないケーキがある、そういった場合あなたやあなたのお店は替えがきかない存在であると言えます。
だからこそ、自分の特徴を磨き、その特徴を活かす場所で勝負し、成功確率を最大化することが大切です。
あなたが今いる分野であなたがどれくらい成功しているかが年収を決める要因となります。
あなたの年収は、あなたの職能の価値、あなたの所属している業界の構造、そしてその業界でのあなたの成功度、によってだいたい決まってきます。
会社の将来を見極める方法
いまある大企業が5年後10年後も先頭を走り続けているかはわかりません。
もちろん将来も大企業である会社もあると思います。
しかし私は将来も大企業である企業を選ぶよりも、これから大企業になる会社を選ぶことのほうが成功確率は高いと考えています。
大企業であれば仕事の一部しか関わることができなかったり、思った職能に就くこともできない可能性が高くなります。
これから大企業になる会社で働くことができ、大企業になるまでの過程を見ることができれば、それはとても貴重な経験になります。
では将来の大企業を選ぶにはどうすればいいか?
この本には2つのポイントが書かれています。
- 需要の変化
- 競争力持続性
需要の変化
需要の変化とは、あなたの会社提供されているものは将来も必要とされるかどうかということです。
例えば、あなたの会社が子供向けの衣類を作っていたとします。
日本は高齢社会になり子供が減少するのは確実です。
では、あなたの作っている子供向けの服が将来も同じように必要とされるでしょうか?
日本だけのことを考えていると、あなたの売り上げは大きく減少するでしょう。
しかし、世界で考えると人口は増え続けています。
もしあなたの会社が海外でも売り上げを伸ばしているのであれば、将来の需要を維持できる可能性が高いです。
このように、あなたの会社が提供しているものが必要とされているかを考えることが将来の大企業を選ぶのには大切です。
競争力の持続性
あなたの会社が提供しているものが今後も必要とされるとしたときに、次に大事になるのが競争力の持続性です。
必要性が上がると他社が参入してきます。
他社があなたの会社と同じ分野に参入することが難しければ難しいほど、あなたの会社の将来は安定します。
誰もが簡単に始められる分野であれば、あなたの会社の売上は下げる可能性が高いです。
特許をしっかりとっている、他にはない独自の販売経路などを確保しているなど、他の会社にはない独自性があるかも将来の大企業を選ぶ際のポイントになります。
いまもし就活や転職を考えているのであれば、需要の変化、競争力の持続性を考え、あなたが考えている会社が将来大企業になるか考えてみてください。
以上が第2章の内容になります。
- 色々なことを知る必要がある
- 知ったうえであなた自身で選択する
- 選択した環境で自分を磨きづづける
この章を私がまとめてると上の3つになります。
色々なことを知ることに遅すぎることはありません。
知ったうえで自分が得意とする場所で自分の特徴を活かせる場所を見つけ、そこで自分の特徴を磨き続けことが大切です。
その上であなた自身の希少性をあげることがこれからの社会では必要です。
この希少性を上げるために、藤原和博さんが書かれた「必ず食える1%の人になる方法」をおすすめしたいです。
こちらの本についても、書いていますので読んでみてください。
将来が不安!
どこを目指せばいいかわからない!
そんな人におすすめの本
~藤原和博の必ず食える1%の人になる方法~
また、第2章以外についても書いていますので読んでみてください。
はじめに
自分の強みを知りたい!
長所を活かした就活・転職をしたい!
そんな人にオススメの本
はじめに
from 苦しかったときの話をしようか
第1章
やりたいことがみつからない。
そんな人におすすめの本
やりたいことがみつからなくて悩む君へ
from 苦しかったときの話をしようか
第3章
強みを見つけたい!自己分析に困っている。
そんな人におすすめ
自分の強みをどう知るか
from 苦しかったときの話をしようか
第4章
面接でうまく話したい!人前で緊張しないようにしたい!
そう考えている人におすすめ
自分をマーケティングせよ
from 苦しかったときの話をしようか
第5章
自分はどうしてこんなにダメなんだ。。もっと状況をよくしたい!
そう考えている人におすすめ
自分をマーケティングせよ
from 苦しかったときの話をしようか
第6章
新しいことに挑戦したい。けどどうしても不安
そう考えている人におすすめ
自分の”弱さ”とどう向き合うのか?
from 苦しかったときの話をしようか