不定詞との違いは?
今回は、動名詞の否定形・完了形・受動形について勉強してみましょう。
動名詞の否定形、完了形、受動形の基本的な構造と使われ方
動名詞とは
動名詞は、「~ing」の形で「~すること」という意味になり名詞の働きをします。
進行形や分詞も同じような形をしているので、見分けられる必要があります。
今回は、動名詞の否定形、完了形、受動形について見ていきましょう。
動名詞の否定形:not [never] + ~ing
動名詞の否定形は、not(またはnever)を動名詞の前につけます。
(1) I’m proud of not being late for school.
私は学校に遅れないことを誇りに思っている。
(2) I’m not proud of being late for school.
私は学校に遅れることを誇りに思っていない。
<例文1>の(1)では、notはbeing late for schoolを否定しているので「学校に遅れない」という意味になります。
一方、(2)ではnotは動詞を否定しているので「誇りに思っていない」という意味になります。
このように動名詞を否定する時は、前にnot(またはnever)を付けます。
動名詞の否定形:not[never]+ ~ing
動名詞の完了形:having 過去分詞
動名詞の完了形は、having + 過去分詞の形になります。
(1) She regtets visiting the city.
⇒ She regrets that she visits the city.
彼女はその都市を訪れている事を後悔している。
(2) She regrets having visited the city.
⇒ She regrets that she visited the city.
彼女はその都市を訪れたことを後悔している。
*regret:後悔する
<例文2>の(1)では、今訪れている事を今後悔しています。
一方、(2)では過去に訪れたことを現在後悔しています。
このように、完了形の動名詞は時制を過去にずらすことが可能です。
動名詞の完了形:having 過去分詞
動名詞の受動形:being 過去分詞
今回の問題を解くポイントは、動名詞の受動態です。
動名詞の受動態は、「being + 過去分詞」の形をとります。
次の例文を見てください。
I dislike laughing at.
私は笑うことがすきではない。
*laugh at:笑う
<例文3>は、主語であるIがlaugh at(笑う)ことが好きではないという意味になります。
I dislike being laughed at.
私は笑われることがすきではない。
*laugh at:笑う
一方<例文2>では、「being laughed at」と動名詞の受動態の形になっています。
ですので、主語であるIがbe laughed at(笑われる)ことが好きではないという意味になります。
動名詞の受動形:being 過去分詞
まとめ
動名詞には、否定形:not/never ~ing、完了形:having 過去分詞、受動形:being 過去分詞といった形があります。
それぞれ、構造をしっかりと理解しましょう。
動名詞についてはこちら↓
・動名詞の基本構造と使い方
動名詞の演習問題はこちら↓