面接やプレゼンでうまく話せるようになりたい!
人前で緊張しないようにしたい!
そう思っているあなたに向けて書いています。
この記事には、「苦しかったときの話をしようか」の第4章を基に書いています。
「はじめに」「第1章」「第2章」「第3章」についても書いていますのでよかったら読んでみてください。
- 人はどうして緊張するのか
- My Brandの設計方法
- あなたをブランディングする方法
苦しかったときの話をしようか
「就職活動をしているけどやりたいことがみつからない」
「今の会社で働き続けていいの?」
「自分に向いていることってなんなの?」
「こんなことしていていいのか?」
もしあなたが、こんなことを思っているならこの本を読んでみてください
- 就職活動をこれから始める
- 転職しようか悩んでいる
- 特徴を知り成長したい
- 成功したい
そんな人には特におすすめしたい一冊です。
<この本を読むことで知れること>
- 強みを理解し自信を持つための方法
- 自分をブランド化する方法
「はじめに」
- 人生は自分の選択によって成り立っている
- 何を重視し、何を選択するのかそれが人生を決める
自分の強みを知りたい!
長所を活かした就活・転職をしたい!
そんな人にオススメの本
はじめに
from 苦しかったときの話をしようか
「第1章:やりたいことがわからなくて悩む君へ」
- やりたいことが見つからないのは軸がないから
- 軸はあなたが決めるしかない
- 成功は強みから生み出される
やりたいことがみつからない。
そんな人におすすめの本
やりたいことがみつからなくて悩む君へ
from 苦しかったときの話をしようか
「第2章 学校では教えてくれない世界の秘密」
- 知力が格差を生む
- 資本主義の構造はどうなっているか
- 年収を生む法則はなんなのか
年収を上げたい!転職を考えている!
そんな人におすすめの本
学校では教えてくれない世界の秘密
from 苦しかったときの話をしようか
「第3章 自分の強みをどう知る」
- 人生の目的の決め方
- 自分の強みの見つけ方
強みを見つけたい!自己分析に困っている。
そんな人におすすめ
自分の強みをどう知るか
from 苦しかったときの話をしようか
人はどうして緊張するのか?
動物は生き残るための本能として、とりあえず生きているならば、その現場からの変化を避ける性質が生まれながらに備わっている
脳が不安を察知すると、その不安を差し迫る『変化』だと認識して、意図に反して脳がその行動を敢えて失敗させようとする。それが緊張の正体、変化を嫌う脳の現状維持機能だ。
人は今の状態で問題が生じなければその状態でいたいと感じます。
「今年はジムに行って鍛えよう」「今年こそ英語を話せるようになろう」と一念発起し、ジムや英会話に登録をしたとしても長続きしない人が大半です。
それは、差し迫って必要なことではなく今の状況でも問題がないからです。
運動をしないことにより病気のリスクが顕著になった、来月から海外赴任など、そのままではいけない状況になってはじめて継続することができます。
人間は生活が変化するとストレスを感じます。
そういったストレス避けるためにも変化を嫌い脳が緊張させようとするのかもしれません。
私はあまり緊張をすることはないのですが、自分が苦手であったり経験の少ない現場に行くときは少し緊張します。
筆者が書いているように変化を恐れているのかもしれません。
また、私は自分を実際より良く見せようと思うときに緊張しているように思います。
良いように思われたい、誰かに認められたい、そういった思いが緊張を生み出すように感じます。
そんな時私は、嫌われたら仕方がない、その時はその時だと思うと緊張がとけます。
このように人は自分に不慣れな状況に置かれたり、自分を大きく見せようとした際に緊張します。
それは人間の本能であり避けられることが出来ないようです。
そこで自分はどういう人間であり、どういったことが出来るのか、そしてそれをどう表現するのかを認識しておくことで、緊張せずに行動することが出来るようになります。
このときに役立つのが、MyBrandです。
ブランド(Brand)とは何か
あなたはカフェと聞いて何を思い浮かびますか?
Starbucks Coffee Japan、TULLY’S COFFEE、ドトールコーヒー、コメダ珈琲など、人によって思い浮かぶお店は違うかもしれません。
しかし、ほんとんどの人の頭の中にカフェと言えばここといったお店があると思います。
高級ブランドと言えばどんなものか?
LOUIS VUITTON、PRADA、GUCCIなど人によって思い浮かぶ名前は異なります。
誕生日だしいい財布を買おうと思った時に思い浮かぶお店が1つや2つあなたの頭にも思い浮かぶはずです。
カフェに行こう、財布を買いに行こうと思った時にあなたの頭に浮かんだお店が最初に選ばれる確率はとても高いです。
このカフェと言えば○○、高級な財布と言えば××いいうのがブランドであり、思い浮かぶようにすることを「ブランディング」と言います。
いまあなたが思い浮かんだお店はブランディングに成功しており、そのお店はブランドを持っていると言えます。
売り込むあなたを設計する
「○○といえばあなた」
こういったイメージを周りに持たせることができれば、あなたのブランド化は成功しており、周りから仕事や相談など、声をかけてもらえる確率は高いです。
しかし、なかなか「○○といえばあなた」というイメージを生み出すのは難しいです。
ですのでまずは、「あなたといえば○○」といったイメージを周りに持ってもらうことから始めます。
では、あなたと言えば○○の〇に入るものをあなたは思いつきますか?
思いつくのであればそれで問題ありません。
おそらくこのブログを読んでいるあなたは思いついていないのではないでしょうか?
ではどうするの?
まずは○○に入れたいものを考えるんです。
つまりどんな人間でありたいかを設計します。
この本の言葉を使うとキャラ設計です。
あなたがこうありたいと思うキャラを設計するのです。
そしてそのキャラ通りに日々行動するのです。
そうすることで、あなたと言えば○○と思われるようになります。
このキャラ設計のことを森岡さんはMyBrandと呼んでいます。
My Brand の設計方法
MyBrandでは、どの領域で(Where)、誰に(Who)、どんなあなたを(What)、どのように(How)アピールするのかを設計します。
どの領域で勝負するのか?(Where)
攻略する市場:すべての選択肢の中から”戦場”を規定する
第2章、第3章で決めたあなたの目的と強みをもとにどこの領域で勝負するかを決めます。
金融業界や飲食業界など業界で設定する、営業力を習得できる会社、マネジメント力を伸ばす職場など場所で設定する、日本のエンタメ界でトップを取る、アジアのエンタメ会でトップを取るなど市場で設定する、など目的や強みをもとに必要な領域を設定します。
誰に向けてアピールするか(Who)
ブランドのターゲット設定には主に、「戦略ターゲット(ST:Strategic Target)」と「コアターゲット(CT:Core Target)」の2つがある
戦略ターゲットとはブランドが選ばれる確率を高めるために経営資源(広告宣伝費など)を少しでも投下する広いくくり
コアターゲットとは戦略ターゲットの中でさらに集中して予算を投下する、より狭いくくりのことを意味する
「あなたといえば○○」と思って欲しい対象を決めます。
これをペルソナと言ったりします。
年齢や性別、職業、役職など具体的にイメージしたほうがそれ以降がやりやすくなります。
あなたの何をアピールするのか(What)
購買者がそのブランドを買う理由が、ここで明確に定義されなくてはならない
購買における本質的な理由のことを、ブランドの”便益(ベネフィット)”という
便益はWHOで定義したMy Brandの購入者にとっての価値である
RTB(Reason TO Brand)というのは、ブランドの便益を信じさせるための重要なドライバーとなる
キャリアにおけるRTBには、実績であるとか、資格であるとか、客観的に”便益”を信じさせる根拠となるエビデンス(証拠)を定義すること
誰に向けてアピールするのかを決めたら次は、何をアピールするのかです。
先ほど設定した人(WHO)はあなたを選ぶことでどんなメリットがあるのか、それを決めます。
例えば、海外に進出しようとしている会社の入社面接を受けるとします。
その場合、「英語が話せる」「精神的にタフ」であるという点はアピールポイントになります。
このときに可能であれば、「英検1級です」「海外で5年住んだことがある」「高校野球でレギュラーとして甲子園に出た」などという実績があればより効果的にアピールすることができます。
この資格や実績のことをRTBと言います。
どのようにアピールするのか(How)
WHATが資源を集中する”戦略”を規定しているのに対して、HOWはその戦略を具体的に実行するためのプランである”戦術”を規定している
「ブランドキャラクター」というのは、そのブランドを人格に見立てたときに、ターゲット(WHO)からどのようなに人柄だと思われたいかを規定している
ブランドキャラクターは、擬人化したブランドの性格を定義する形容詞
誰に何をアピールするのかがきまれば、次はどうやってアピールするかです。
例えば、チャレンジ精神があことをアピールしたいとします。
単に「困難なことでも立ち向かえます」というだけではなく、「人があきらめるような状況でも可能性を探り続けることができる」などのように、Whatを具体的にアピールできる方がいいです。
「日本人が一人もおらず、英語も話せない中でクラブのリーダーをやっていました」などというRTBも含めてアピールできればさらによくなります。
## MyBrand設計の4つのポイント
相手にとって十分な価値のあるWHAT(便益)になっていないと、先方は君を買う必然性がない
自分の価値を相手に信じさせるためにエビデンスとなるRTBを明確にそろえておく。
便益の強さで際立てれば一番良い。その次に、便益を信じさせるRTBの内容のサブスタンス(インパクトの大きさ)で際立てれば、結果的に便益を際立たせるのでそれもとても良い
別人格でブランド設計することは、最悪の極みであることは明白
筆者はMyBrandを設計するポイントとして、Valuable、Believable、Distinctive、Congruentの4つを上げています。
- Valuable:価値は十分強いか
- Believable:信じられるか
- Distinctive:際立っているか
- Congruent:自分の本質と一致しているか
これらはMyBrandを設計した後(もしくは設計中)に、あなたのMyBrandが意味あるものになっているかを確認する時に意識したいポイントです。
アピールしたい相手にあなたの価値が十分伝わっているか、それを信じさせられるか、あなたでなければいけない内容になっているか、そして、それはあなたがなりたいあなたであるか。
これらが満たされていれば、あとあなたが実行することは作成したMyBrandに沿って行動することです。
MyBrand設計による3つの効果
筆者はMyBrandを設計することは、3つの効果をもたらすと言っています
『MyBrand』の設計図は、キャリアを成功させる3つの効果をもたらす究極魔法の構成式のようなものだった
1つ目の効果:プレゼンや面接で緊張することから解放された人生を送れるようになる
2つ目の効果:自分のキャリア戦略の最重要な指針として機能する
3つ目の効果:自分の名前で勝負できるビジネスパーソンになれる確率を激増させる
私がこの本を読んでMyBrand設計によって得られる効果で大きいのは、「悩む時間が減る」ことだと思います。
何か選択に迫られるようなときにも、あなた自身がどうあるべきか、どうありたいかをはっきりと持っていることで、それを基準に選ぶことが可能になります。
悩んでいる時間を他のことに使うことができるのでMyBrandを設計しておくことは効率化にもつながると思います。
あなたをブランディングする方法
My Brandのシンプルな設計図どおりに自分が認識されるよう、一貫した行動を心がけるだけでよい
一貫したブランド定義書である設計図の中から、最も相手に刺さりそうなものを選んで伝え、行動するだけで良い
脳が絶えず意識している方向へ、どうしても行動が伴ってくる
ブランドは社会の中で築き上げたい「自らの信用」だともいえる
MyBrandを設計したら次にすることは行動です。
MyBrandに設定したあなたとできるだけ一貫した行動をとることで、あなた自身が設定どおりの人間であると信じることが出来るようになります。
またその行動を繰り返すことで、アピールしたい相手にも「あなたは○○だ」と印象付けることが出来ます。
これが「あなたをブランディングする」ということになります。
しかし、ここで注意しないといけないのは、設計した自分と矛盾する行動をとることです。例えば、まじめな自分をアピールしたいのであれば、遅刻や無断欠勤などはやってはいけない行動になります。
信用は築き上げるのは大変ですが壊れるのは一瞬です。
少しくらいはいいだろうという考え方は捨てて、MyBrandに設定された自分にあった行動を徹底的にすることが大切です。
昨日の自分を超えていく
理性的に正しい判断をしたつもりでも、変化やリスクの少ない方を頭の中で正当化して選んでしまうのが人間だ
人間は、気持ちよくなるとすぐに成長を止めてしまう生き物だ
1年前の自分と比べて、いったい何を新しくできるようになったのかを冷静に問うて欲しい
うまく行っているときほど自分の心地よい”均衡”を意図的に壊さねばならない
強い意志で作り出した積極的な挑戦こそが新たな世界を広げてくれる
MyBrandに一貫した行動をとる際に最大の敵になるのはあなた自身です。
人間はどうしても楽をしようとしてしまいます。
こうするんだ一念発起しても、数か月、数週間、だいたいは数日で元に戻ってしまいます。
冒頭にも書きましたが変わろうとする自分と変化を嫌がる自分が戦うのです。
しかし、例え3日でやめてしまったとしても、やってはやめるということを繰り返して今週は先週のあなたを、来週は今週のあなたを少しずつ超えていくことでしたあなたの世界は広がりません。
心地よい今を飛び出して、緊張するような選択をすることが必要です。
とびぬけたあなたになるために
目を見張る実績を生み出す才能は、嫌でも世の中に出ていくことになる
君がまず躍起になるべきは、ブランドを構築する一貫した行動と、結果を出すことにこだわること、その2つだけだ
普通の人と同じようなことをしていたら、普通にしかなれない
人と違う結果を出したいなら、人と違うことをやるか、人と同じことを違うようにやるか。そのどちらかしかないのだ
少しでも周りより前に出たいのであれば、周りの人と同じことをしていても仕方ありません。
周りの人より少し努力する、結果を出す、行動するなど少しを積み上げていくことであなたは周りとは違うと判断されるようになります。
このブログを閉じたら、昨日の自分とは違う行動を、他の人がしないような行動をとってみてください。
今回は、「苦しかった時のはなしをしようか?」の第4章についてまとめてみました。
普段から自分がどんな人間かを理解し、それを周りにアピールしておく。
そうすることでふとした時に知り合いから声がかかることがあります。
また、突然自分のアピールをする必要がある瞬間が訪れそれが人生を大きく変えたという話をよく聞きます。
しっかりとMyBrandを設計し、その設計に基づいて行動し、いざというときにどうアピールするかを理解しておくことで大きなチャンスをつかむことが出来るかもしれません。
また、第4章以外についても書いていますので読んでみてください。
特に、第3章が「苦しかったときの話をしようか」の強みを活かすという点で重要な章です。
強みを見つけ活かしたい人は第3章だけでも読んでみてほしいです。
はじめに
自分の強みを知りたい!
長所を活かした就活・転職をしたい!
そんな人にオススメの本
はじめに
from 苦しかったときの話をしようか
第1章
やりたいことがみつからない。
そんな人におすすめの本
やりたいことがみつからなくて悩む君へ
from 苦しかったときの話をしようか
第2章
年収を上げたい!転職を考えている!
そんな人におすすめの本
学校では教えてくれない世界の秘密
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第3章
強みを見つけたい!自己分析に困っている。
そんな人におすすめ
自分の強みをどう知るか
from 苦しかったときの話をしようか
第5章
自分はどうしてこんなにダメなんだ。。もっと状況をよくしたい!
そう考えている人におすすめ
自分をマーケティングせよ
from 苦しかったときの話をしようか
第6章
新しいことに挑戦したい。けどどうしても不安
そう考えている人におすすめ
自分の”弱さ”とどう向き合うのか?
from 苦しかったときの話をしようか