日々是英文法 No.85
大学入試問題やTOEIC等の文法をほぼ毎日1問ずつ解説していきます。
たった1問でも毎日続ければ365問です。
大学入試を乗り越えるためには365問だけではもちろん足りません。
しかし、毎日少しでも英語に触れること、そしてそれを確実に覚える習慣を身につけることはとても大切なことです。
是非毎日覗いてみてください。
- 次の問いの( )の中に入れるのに最も適当なものを、1~4の中から選びなさい。
She works for a company ( ) business is information services.
1 which
2 whose
3 who
4 when
この問題は、2015年関西学院大学の問題です。
受験生であれば、5秒以内に解いて欲しい問題です。
解答だけ見たい人はこちら
- 今回のポイント:関係詞(関係代名詞)
- 所有格
- 今回の問題の解き方と解答
今回のポイント:関係詞(関係代名詞)
今回の問題を解くポイントは、関係詞です。
関係詞には大きく分けて「関係代名詞」「関係副詞」「複合関係詞」の3つあります。
今回用いられているのは、その中の「関係代名詞」です。
所有格
所有格の関係代名詞は、whoseです。
先行詞が人、物どちらの時はwhoseを使います。
<例文1>
(1) I have a friend.
(2) His father is a doctor.
<例文1>は、(1)で「私には友達がいます」、(2)で「彼の父親は医者です」と2つの文で表しています。
この(1)(2)を1つの文にして「私には父親が医者である友達がいます」と表してみましょう。
その文が次の<例文2>になります。
<例文2>
I have a friend whose father is a doctor.
<所有格の作り方>
① つなぎたい語句が「人」であるか「物」であるかを判断します。
今回はa houseですので物です。
② つなぎたい方の語句が主格、所有格、目的格のどれかを判断します。
今回は所有格であるHisが使われているので、「所有格」を用います。
これらのことから、用いる関係代名詞は「所有格のwhose」ということになります。
③ 関係代名詞をつなぎたい語句の後ろにおいて2つの文をつなぐ
このとき関係代名詞だけでなく後ろの名詞と一緒に前に出します。
こうしてできた文が<例文4>になります。
この場合も関係代名詞の後ろには不完全文が来ます。
今回は、thoughtの後ろのthat節(thatは省略されている)内の主語がありません。
- 所有格の関係代名詞は名詞と一緒に前に出す
今回の問題の解き方と解答
今回の問題では、選択肢から関係詞の問題であることがわかります。
また( )の前にa compony、後がbusinessと無冠詞の名詞があります。
このことから、2 whoseが正解だとわかります。
よって正解は 2 whoseということになります。
- <正解>
2 whose
関係詞については以下でも扱っていますので、のぞいてみてください。